ラブホのエッチ感とビジホのエッチ感
まあ変なタイトルだなぁと我ながら思う。
ラブホとビジホの違いって何だろう?と、
思考に明け暮れてた訳だが、
1つの答えに辿り着いた。
それは【ホテル感】
さらに分かりにくくなったかも知れないが、
噛み砕いてシミュレーションしたいと思う。
【明夫は34歳。
しがないサラリーマン、勤続12年目の中堅になり部下も少ないながら課長と言う責任ある立場になり、
責任感を感じながらも日々、充実感を感じながら過ごしている。
そんか明夫に、あるプロジェクトが任される事になる。
会社の命運を左右するであろう大仕事だ。
クライアントは誰もが聞いた事のあるアパレル大手メーカー。
担当者は、いかにも仕事が出来ると言った知的な20代後半の女性だ。
端正な顔立ちや、落ち着いた話し方から知性の高さが伺える。
今回、彼女から今回のプロジェクトに関わる最終打ち合わせと工場の視察の為に、
明夫も県外の地方都市へ出張に来ていたのだ。
「工事視察の前に数字の擦り合わせをしておきましょう。申し訳無いのですが、事前に、お渡ししたい資料もありますので、私の宿泊しているホテルに来て頂けますか?」
ここへ向かう新幹線の中で、このメールが来ていた。
メールを開く前は、何か起こったのかと、少し不安がよぎったが、何のことは無い。
全ては上手く行っている。
彼女とは何度も打ち合わせも行なって来たし、自分なりに手応えを感じている。
心配が無いと言ったら嘘になるが、
その心配の原因も、数字の問題だ。
その辺りも今回は事前に上司と話し合い、ギリギリまでクライアントの要望に添える様に、
会社の承認を得ているので、
彼女との話し合いの中で、多少の譲歩をしてでも、契約にこぎ着けたい。
このプロジェクトは会社に取っても命運を掛けた物だが、
自分に取ってもチャンスなのだ。
緊張しながらも打ち合わせ場所である、指定されたホテルに到着すると、
その佇まいに明夫は絶句した。
ホテル○○
ピンクのネオンで彩られたサイン。
入り口と書かれたドアは人目に付きにくい壁に隔たれた場所。
「ここか?」
明夫は困惑しながらも彼女に電話で確認する。
「ホテル○○に着きましたが、ここで間違い無いでしょうか?」
すると電話口からは彼女の事務的な口調で返答がある。
「はい。間違いありません。そのまま215号室へ、お越しください。」
そう言われてしまえば、行かないとも言えないので、明夫は意を決した様に部屋へ向かう。
緊張しながらも215の呼び鈴を鳴らすと、
彼女がドアを開け招き入れてくれた。
〜1時間後〜
「本当に良かった。」
「私も同じ気持ちです。」
こんなにも幸せな気持ちになるのは、
いつぶりだろうか?
明夫は汗を拭いながら本当の幸せに付いて考えていた。
人生は何が起こるか分からない。
そして彼女は優しい口調で明夫に語り掛ける。
「では、この金額で会社に報告いたします。
お互いにプロジェクトの完遂まで宜しくお願い致します。」
2人はガッチリと握手を交わした。】
【先入観】
先入観(せんにゅうかん)は、対象認識において、誤った認識や妥当性に欠ける評価・判断などの原因となる知識、または把握の枠組みを言う。 そこから脱するには、すべての不確実なものを一度は疑うべきだとデカルトは述べている。
wikiより。
ビジホ=単なる宿泊場所
ラブホ=エッチな事をする場所
正直、そんな事は無いし、ビジホとラブホなんて、変わらない。
むしろ設備などを考えるとラブホの方が数倍良いのだ。
その上、周りの人に入札金額などもバレにくいし、周りの目を気にする事なく、
お互いに忌憚ない意見を交換出来ると思う。
本編の例の様に1対1で無くて良いのだ。
2対2などであれば、
先入観なく冷暖房も自分たちの、お好みの温度で話し合える。
設備に寄ってはカラオケなどもある為、交渉に煮詰まったら、
一曲披露するのも良いだろう。
そもそもラブホとビジホの違いって何だろう?
制度や許認可での違いはあるものの、
一般人からすると、その違いは分からない。
では、その差とは、建物の外観とか受付の雰囲気とか、そんなフワっとしたものなのだ。
皆さんもラブホ=エッチな場所との認識を変え、
是非、一度、友達などとラブホを訪れ、
冷静にラブホの良さを感じて欲しいと思う今日この頃である。